日本理学療法士会より「にたまご」の視察に来校されました

2024.01.26

1月22日(月)、日本理学療法士会で理事を務める野崎展史先生のご厚意により、島根県理学療法士会会長の小川昌先生をはじめ、副会長の嘉田将典先生、理事の高見由美先生、廣瀬強志先生の5名が学院へ来校くださいました。

今回来校いただいた目的は、学院のサークルの一つ、地域リハビリテーションサークル 「にたまご」の視察・見学です。

始まりは、サークル所属の理学療法学科3年三宅優也君が、昨年の夏に参加した日本理学療法学生協会主催の大会で、にたまごの活動を紹介した際に、野崎先生が興味を持ってくださったのがきっかけとなり実現しました。

 

現在、「にたまご」は理学療法学科1.2.3年生の総勢23名で活動をしています。

初めに、サークル創設時のサークル長(3年理学療法学科古藤快くん)より、サークルの立ち上げからスポーツジムオープンに至るまでの経緯や思いについて紹介があり、現サークル長(2年理学療法学科伊東歩輝くん)からは、スポーツジムの運営を含む現在の活動紹介や地域でのサークルの役割、今後の展望について発表がありました。

スポーツジムを開設するに当たって奥出雲町役場へ相談に行った際、誠意や思いが上手く伝わらず企画書を持って出直してくるように言われた失敗談や、主催した活動で地域の子どもとお年寄りの方が初対面にも関わらず笑顔で話をする姿を見て、やりがいを感じた成功体験など、場の和むエピソードもありました。

スポーツジムの運営を軸としながら、地域の集いの場での運動指導や運動器検診、子ども対象のkidsスクールや、多職種を巻き込んだ栄養指など、これからも様々な活動で地域の方々の健康に寄与しながら、人と人を繋ぐリンクワーカーとしての役割も担って行きたいと目標を語っていました。

  

 

その後、旧高田小学校で運営するスポーツジムに実際に行って、施設の紹介やピラティスの体験をしていただきました。このピラティスは、学生が考案し実際にスポーツジムで提供しているメニューで、地域の方々からも好評だそうです。

また、野崎先生からご自身のキャリアを通して障害との向き合い方についてお話をくださり「原体験こそ心を動かす原動力」まさに今の経験が将来の自分の原動力になると、学生たちへ心に響くメッセージをいただきました。

    

こうした機会は、学生たちとってとても励みになります。お忙しい中、このような機会を作っていただいた野崎先生をはじめ、ご来校いただいた関係者のみなさまに心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

学院での学びが、地域で活きた体験となり、失敗をしながらも挑戦して逞しく成長していく学生の姿には、いつも勇気をもらいます。今後も「にたまご」の学生たちの活躍に期待を持って、応援していきたいと思います。

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