作業療法学科の3年生では、治療学Ⅲという科目で小児領域の作業療法治療学を学びます。
学生たちは机上の学習で学んだ事を、保育実習で実践しました。
テーマは、『コミュニケーションを用いた介入』です。
内容は、昼食の時間となり、教室に戻らなければならない場面に対し、
遊びで夢中の園児にどのように声を掛けるとスムーズに教室に戻れるのかを考えました。
学生A
対象児の気持ちに共感してから次の行動を説明する。
「まだ遊びたいよね。あと最後一回これをやったら教室に戻ろうね!」
学生B
対象児が好きなオモチャを用いて教室へ入るよう誘導する。
学生C
遊びたいという欲求を満たしながら、次の行動へ転換するよう声を掛ける。
「教室までよーいドン!でかけっこ競争をしよう!」
2日間実習を行い、初日の実習後、園児との関わりで困ったエピソードについて
どのように声を掛けると良いのかを話し合いました。
話し合った内容を2回目の実習で実践し、2回目の実習後に振り返りの時間を設けました。