第2期CBRプロジェクトが島根県雲南市で行われました。
今年も昨年に引き続き、CBRプロジェクトが島根県雲南市で行われました。
「CBRプロジェクト」は島根リハビリテーション学院の特別授業の一環として、(株)Community Care、三刀屋まちづくり協議会等のバックアップを受け実施されるものです。WHOから提唱されているCBR(Community Based Rehabilitation:地域を基盤としたリハビリテーション)の概念をベースとし、町が有している課題や資源を「保健・教育・生活・社会・エンパワメント」の要素に分類し、つなぎ合わせ解釈することで、アウトリーチに依存しない新たなリハビリテーションアプローチを導き出す特徴があります。
今年度は昨年度よりも参加学生が多く、3年生、2年生合わせて18名の学生とともに9月9日〜11日の期間で地域の課題解決を行いました。
今年はファシリテーターも何名か新しく加わり、以下のメンバーで臨みました。
【ファシリテーター】
・藤井 寛幸(株)Community Care 作業療法士
・佐伯 美幸(株)Community Care 理学療法士
・元廣 惇 島根リハビリテーション学院 作業療法学科 専任教員(作業療法士)
・仲田 奈生 島根リハビリテーション学院 作業療法学科 専任教員(作業療法士)
・金築 朋子 一般社団法人リージョナルミュージック代表理事 音楽療法士
・柿木 守 コミュニティーナース 第一層コーディネーター
・平井 佑佳 NPO法人おっちらぼ コーディネーター
・北見 真生 かりゆし病院 理学療法士
今年もまちづくり協議会の上代会長をはじめ、町民の方々、ほほ笑みサロン参加者の皆様のご協力の下、実際に町に繰り出し、住民のみなさまよりヒアリングした内容をもとに各グループでワークを行いました。
そして、本日の午前10時30分より、三刀屋の多世代交流施設ほほ笑みサロンにて、行政関係者や地域のみなさま、教育関係者、プレス関係者等を対象に、各グループの最終発表会を行いました。
2年生の1チームはスタンプラリーを生かした多世代交流の仕組みを、また別のチームは花を街に配置することで交流と役割を生むフラワープロジェクトを起案しました。
昨年もこの授業に参加した学生たちは、今年は企画提案のみではなく「実践」をするということが求められる中、地域の方々の交流機会を増やすことを目的に、参加者のみなさまとコースター作りを行いました。
学生も一緒になってコースター作りに参加し、笑顔多く楽しい時間を過ごすことができました。発表終了後には様々な立場の方々から有り難いお言葉を頂戴することができ、学生たちの表情からも成長を感じることができました。この授業をきっかけに学生たちが今後どのように成長していくか、大いに期待したいと思います。
本プロジェクトにご賛同、ご協力いただいた株式会社Community Careの皆様、三刀屋まちづくり協議会の皆様、雲南市役所の皆様、雲南市の地域住民、各サロンの皆様、各報道機関の皆様に改めて厚く御礼申し上げます。