先日、基礎作業学Ⅰにてインタビューの演習を行いました。この演習は、作業療法学科1年生が教員や先輩を対象に「あなたの大切な作業(いきがい)について教えてください」という内容の聴き取りを行うものでした。
1年生にとって、インタビューをすること自体があまり無い経験だったようですが、これまでの講義で学んだことをもとに、真剣にそして楽しく取り組むことができました。
インタビュー後はまとめを行い、素敵なポスターが仕上がりました。
この演習は、作業科学領域で行われている『作業的写真インタビュー』を参考に昨年から導入しています。これは、自身の大切な作業に関する写真を題材に、その写真の奥にあるストーリーを対話から捉えていくという試みです。
作業は十人十色であるため、多様なストーリーを捉えることは容易ではありません。しかし、作業の可能化を支援する作業療法士にとって、欠かすことのできない必須のスキルです。本学作業療法学科では、1年次からこのスキルを身につけるための講義、演習、実習を体系化しています。
本科目では、今後も学生が「作業」について主体的に学べるような仕組みづくりに努めていきます。